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[1]big-brother type(親分肌)

ジョージオーウェルの作品でお馴染みのbig-brother(全体主義国家の指導者)に、genius type(天才肌)のようにをつけて語気を緩和して、見出しの表現が作られましたが、これは頼れる、面倒見のいい(like to look after people)というニュアンスが入っています。

「親分風を吹かせるな」なら"Don't be so bossy."あるいは"Don't play the big man."それから、"Don't boss me around."と言えば「あごでこき使わないで」となります。また、bossの反対は henchman (子分)、部下ならmy menとかsubordinateを使います。それから、 right-handなら右腕、片腕です。


[2]unsung here(縁の下の力持ち)

sing (賛美する)の過去分詞sungを使って‥"賛美されない英雄"その他にも関連した表現をいくつか挙げておきます。
@Am I supposed to make him look good? No way.
  (私に彼の引き立て役をやれって?お断わりよ!)
AI don't want to play a second fiddle.
  (脇役に回るなんていやだね)
BMy wife always takes a second place (or a back seat) to me.  (僕の家内はいつも僕を立ててくれる)
CWhy don't you make him look good?  
 (奴に花をもたせてやらんか)  
Dl had a date with him just out of deference to you.  
 (あなたの顔を立てて,あの子とデートしてあげただけよ) などです。 「これは使える!」というものはどんどん口練習して自分のものにしてしまいましょう。

[3]exhibitionist(自己顕示欲の強い人)

exhibitionと言えば,展覧会。そしてexhibitionismは露出症,その他にも,よく使われるものとして"showboat" (ええ かっこうしい)。平たく言えば"He really likes to show off."と なります。そして,ことわざの「能あるタカは爪隠す」は"A really talented person doesn't show off."と言えます。ついでに, 「これ見よがし」はpretentious, ostentatious, showy反対に「ケレン味のない,気取らない」は unpretentious, unassuming, not put on airs. 「キザな」は affected (気取り屋), arrogant (偉そぶるという意味で)などがあって状況で使い分けます。 「キザな野郎だぜ」は, "He is so arrogant""I hate his affected manner of speaking." "You pompous ass!"などに訳せます。
「キザな事言うなよ。かっこうつけるな」なら、"Come off it."で 表現できます。

日本人はself-effacing (目立たぬ)ようにまたunderstatement (控え目発言)の人が多いようです。ですから目立ちたがり(showboat) がおっちょこちょいなどと呼ばれたり、アクの強い(come on too strong)人が,よくひんしゃくを買ったりしがちですが,英語を話せるようになりたいと思ったら,そういった「目立ちたがり精神」 を善用して、音読したり、習ったフレーズをすぐ使ったり、自分のことをどんどん話したりして、いわゆるペラペラの格好よさを追求するのも結構なことです。

ちょっとぐらいのoverstatement (誇張)は気にせず、どんどん自己主張して下さい。しかし、同時に表現のバリエーションも追求しましょう。 「〜したい」と言 っても,I want〜, I want to〜ばかりではワンパターン。 I'd like to〜, I feel like〜,I hope〜, I wish I could〜,I'm itching to (〜したくてうずうずしている), l'm dying to see you (あなたに会いたくて死にそう)というふうにいくらでも 発展させていく「向学心」,これと自己顕示性のコンビネーションで行けば、英会話はおろか、 「洋画」 「洋書」も楽になってきます。 フレーズをどんどんInputして,ネイティブとしゃべる時は, "Now is the time to show my stuff." (腕の見せどころ)とばかり,覚え た表現を使って相手の反応を見るといった積極的な姿勢が、あなたの会話カを伸ばします。

[4]workhorse(仕事の鬼)

workaholicと言えば、work addictと同じく仕事気違いで, ネガティブな意味になります。また「身を粉にして働く」は work oneself to the bone,猛烈社員は eager beaver employee。その反対に「遊び中毒」なら"playaholic"になります。 見出しのworkhorseはもともと「荷役馬」の 意味で,horseを使ったclotheshorseは、服装にうるさくて凝る人です。反対に「怠け者社員」 は" clock watcher"早く終 らないかなあと時計ばかり見ている人で,すぐに覚えられるでしょ う。

仕事が出たついでに、それに関する表現をいくつか挙げてみましょう。  
@l'm working just to kill time until I get married.
 (結婚するまでの腰かけ仕事なんですよ)
AWe're runnhg out of time. We've got to work against the clock.  (時間がなくなって来た。時間との戦いだな)
BThis is the result of much hard work by her.
 (これは彼女の苦心の作です)
Cl don't want to work and slave.
(あくせく働きたくない)
Dl worked my way through college.
(私は苦学しました)
EThis is a tough company to work for.
 (人使いの荒い会社だなあ,ここは)
Fl'm sick and tired of working overtime.
(もう残業はうんざりだ)
GI've got to catch up on my work.
 (早く遅れを取り戻さなくっちゃ)
HMy company keeps a five-day work week.
  (我社は週休2日制です)

[5]dictator or tyrant(ワンマン)
dictator (独裁者)から来た言葉だが, "You're a dictator."と言えば, 「君はワンマンだな」となります。  その他、面白いのが"My word is law."これは、 「一喝」, 「鶴の一声」 といった感じで水戸黄門の「この印ろうが見えぬか! 」に値する面 白い表現です。

その他、one-man-show「独り舞台」を使って、 "He put on a one-man show at the party (meeting)." (パーティー(会議)は彼の独り舞台だった)のように言えます。ちなみに、「人使いの荒い上司」なら"demanding boss"ま たは"slave-driver" (奴隷のようにこき使う人)という面白い表現もあります。

[6]illicit love(不倫の恋)

日本語で「不倫する」はもうスラングになってしまっていますが、 英語圏ではilliclt loveと言えば日本語の「不義」という感じで少し固 くなります。 この他、extramarital sex(婚外交渉)というのもあります。 また,乱交(orgy, group sex),婚前交渉(premarital sex),未婚の母(unmarried mother)なども覚えておきまし ょう。  

さて,その他にも,いろんな恋があるので紹介致します。
淡い初恋一puppy love (むしろままごと的なもの)
片想い一unrequited love [one-sided love]
かなわぬ恋一impossible loveちなみに「彼なんて高嶺の花よ」なら, "He is beyond my reach."
老いらくの恋一December love 「老いてますます盛んだね」 は"You're going strong in your old age."
相思相愛一We're in love with each other. 「おしどり夫婦」 は"happily married couple" 「あなた方お似合いね」は "You are a perfect match."です。
恋愛至上主義一Iove for love's sake
恋を恋する一fall in love with loveその他,「あこがれ の人」なら"person of my dreams"" dreamboat" 「みんなのあこがれの的」なら"the object of everybody's dream, fantasy figure for everybody"などと言うことが出来ます。