英検一級に合格するタイプと合格しないタイプとは!? |
一級に合格しないタイプ | 一級に合格するタイプ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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まず@、Aに関してですが、英単語とその日本語訳はほとんどの場合、意味の幅が全く違うので、ボキャビルする時に「英和辞典」の和訳で理解していると語感が養われず、英語でスピーキングやライティングする時にことごとくちぐはぐな英単語の使い方をしてしまったり、また空所補充型の語彙問題や読解問題などで適語の選択を誤ることがあります。一番悪いボキャブラリー問題対策勉強は、英検の全問題集の語彙問題を解き、その後間違った語彙の意味を英和辞典でチェックしながら覚えるというやり方で、これでは語感は身につかないし、全く運用語彙が増えません。これと対照的に、英英辞典を用いて語感を養い、かつその例文を音読したり、英辞郎などを活用して3〜5つのコロケーションを何度も音読して覚えていくと、運用語彙もどんどん増えて英語の発信力もUPし、また適語の選びも正確になってきます。それから、ボキャビルするときにCDなどを聞かずに活字を見てしている人が多いようですがこれも最悪です。効果的に英語力をUPさせるためには、ボキャビルは12語ぐらいの例文を吹き込んだCDを聞いてリピートしたりシャドーイングしたりしてリプロダクショントレーニングを行ないながら、リスニング力やスピーキング力やリテンションスパンを伸ばしたりする必要があります。
次にB、Cに関してですが、いくら対策問題集をやっても、語彙力や背景知識が乏しいと英語力の伸びが頭打ちになります。そこでレベル別の読解問題集やリスニング問題集を2〜3冊こなすのと、タイムやCNNを活用するのとを平行してやる必要があります。前者はdistractersを選ばないように問題慣れしたり、時間を計って制限時間内に問題を解けるように「集中力」や「思考力」を養う、つまりtest-smartになるために必要で、後者はいわゆる「英語の実力」をつけるのに不可欠です。 D、Eに関してですが、これは独学している人に欠けがちなトレーニングです。これを怠っていると英語の発信力や通訳力が伸びないでので、それらが弱い人は添削指導を毎回行なっている英検対策学校や通訳者養成学校などにいく必要があります。 F、Gに関してですが、英語学習において「精読、精聴」と「多読[速読]、多聴[速聴]」は車輪の両輪で、どちらが欠けてもいけません。両方をバランスよく行い、リーディングやリスニングを通じて、運用語彙を増やすと同時に速読速解力を鍛える必要があります。 Hも非常に重要です。というのは読解問題や聴解問題では正解の選択肢が、たいていの場合パラフレーズしてあるので、普段からこの訓練をやっておればすぐに正解を割り出すことができます。また、このパラフレーズ能力は記述式リスニング問題のメモ取りのときにも非常に重要です。 最後に、英語の学習効率やメソッドをあまり意識せずに自分なりのやり方で試行錯誤しながら、1日に1〜2時間ぐらいのペースで勉強していると、技能的に片寄った英語力になります。そればかりか、ある程度の英語力の伸びは期待できても、英検一級受験者の平均レベルの学習量と効率であるため、相対評価の合否決定方式では、何十年勉強しても合格しない可能性が大です。つまり英検一級合格を目指す英語学習者と仲良く一生勉強できるわけです。これはdiscourageされずに勉強を続けることができれば誠に素晴らしいことであるとも言えますが、そうやって何十年も英語の勉強を続けることができるかどうかは疑問です。そこで、効果的な英語の学習法と教材や適切なガイダンスに基づき、語彙テストや英作などの宿題を含むペースセッティングをふまえたカリキュラムに沿って、インテンシブに英語の学習をするのが理想的です。 |