16. . untenable state (どうしようもない状態)
obligatory subject (必修課目)
odious side of human nature (人間のいやらしい面)
   
17.
discord between the two nations (両国間の不協和音)
tangle of enormous complexity (複雑極まる紛糾)
an old plan in a new guise (見せ掛けは新しいが中味は古い計画)
   
18.
brandish a knife (ナイフを振り回す)
taunt someone with cowardice ((人)を臆病だと嘲る)
garnish each serving with (1人分ずつ(に盛り付けた)料理に〜を添える)
   
19.
agitate a crowd (群衆を興奮させる)
be convulsed with anger (怒りで身もだえする)
gird oneself against the winter (冬に備える)
   

20.

formidable amount of literature (膨大な量の文献)
  sagacious choice of personnel (賢明な職員の人選)
scrupulous approach (実直なアプローチ)
   
21.
deride the loser (敗者を嘲る)
  retort an argument against (〜に議論でやり返す)
invoke economic sanctions (経済制裁を発動する)
   

そして語彙問題の最後の部分にあるphrasal verb(句動詞)の難易度をリニューアルした1回目と比較してみましょう。2回目の問題は1回目と比べて見慣れないような句動詞が多かったと思う人が多かったと思います。

前回は会話などで使っていて知っているが、実は意外な使い方をする句動詞(例 act up)やupやdown などの副詞からなんとなく推量できそうな句動詞(例phase out)などのように消去法で消せるものが選択肢にあったのに対して、今回の問題は、選択肢の句動詞を知っていなければ消去法は使えないため、前回と比べてどの問題も難しくなりました。

それぞれ解答を含めた選択肢の句動詞の意味を見ていきましょう。

22.. ( fanned out ) to cover more territory
fan out across town (街中に散開する)
trail off into silence ((声が)次第に小さくなって黙る)
brim over with confidence (自信で満ち溢れる)
flare up at the most trifling things (ちょっとしたことでカッとなる)
   
23.
I’m being ( buttered up )
Don’t try to butter me up. (おだてようとしないで下さい)
write off a bad debt (不良貸金を償却する)
fork over ten bucks (10ドル払う)
work in almost all cases (ほぼすべての場合で効果がある)
   
24.
can ( churn out ) articles
churn out manufactured goods (製品を大量生産する)
nibble away at people’s savings (人々の貯蓄が徐々に減少する)
skim off the cream of the market (おいしいところを食い荒らす)
grind up rocks into powder (岩石を粉にする)
   
25.
( rattled off ) a list of excuses
rattle off the list of movies he’d seen
(彼が見たことのある映画についてしゃべりまくる)
pitch noisy students out of the classroom (騒がしい学生を教室から放り出す)
barge into the room without a knocking (ノックをせずに部屋に飛び込んでくる)
   

いかがでしたか、句動詞は実にたくさんの意味がありますね。この多くの表現を覚えることによって洋画が分かるようになり、みなさんのスピーキングやライティングが生き生きとしたものになるのでどんどん覚えて行きましょう。

それでは、英検1級の語彙問題の最後に締めくくる言葉として、みなさんにボキャビルのこつを述べておきましょう。それは、まずはCDを聞いて例文のリプロダクショントレーニング、次に英英辞書を引いて語感を養い、次にコロケーションを何度も音読して体に染み付かせ、最後に語彙テストを受けて記憶をチェックです。口から語呂でさらっとフレーズが出てくればしめたものです。

それでは明日に向かってボキャビル!

Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!)