3.冠詞 & 接続詞・つなぎの言葉に関する問題
冠詞に関して焦点を当てた問題の出題は少ないですが、出題された場合には正解かどうか判別にくいので a, an, 定冠詞、無冠詞に注意し、以下の定冠詞を使用するパターンは覚えておきましょう。
・ each [all , many, some , most] of the + 名詞 / the + 数量単位の名詞 by the pound(ポンド単位で) /  〜年代、in the 1990’s (90年代)/ the Edison of Japan(日本のエジソン) / the mother(母親らしい気持ち)、the match of the day(本日の試合)、the word ”culture”(文化という言葉)

接続詞は文脈把握力、つまり読解力がものをいいますが、特に節(SVあり)の形と句(SVはなし)と形の区別に気をつけ、以下のポイントをおさえておきましょう。

*同格を始めとする、関係詞との使い分けの問題やつなぎの言葉
1.同格の場合(同格を作る名詞9グループ)

1. 主張(allegation) 2. 知らせ (notice) 3. 考え(assumption)
4. 感情 (anxiety) 5. 兆し、傾向 (indication) 6. 可能性(chance)
7. 実情 (fact) 8.因果 (grounds) 9.利点・障害(benefit)

e.g. Nowadays there is a growing awareness that(×which) recycling is necessary to conserve the limited natural resources on earth.
(限られた地球上の資源を守るためにリサイクリングが必要であるという認識が高まっている)

2.関係詞(動詞の主語や目的語はもちろん、前置詞の目的語としての関係詞などがある)
e.g. There are some places that (×where) young people are prohibited from frequenting on account of a hotbed of juvenile delinquency.
(非行の温床となるため若者が通うことを禁じられている場所がある)

*紛らわしい接続詞------as long as it is interesting(面白くさえあれば)とas far as I know(私が知っている範囲では)、if not (単なる仮定) 〜しなければ〜になる)やunless ((唯一の条件) 〜でない場合に限り)などのニュアンスに気をつけましょう。

以上を持ちましてTOEIC文法問題に狙われる重要そうな項目をカバーしてきました。さらにTOEICで満点を目指し、文法を極めたいと考えておられる方はスーパーレベル英文法(ベレ出版)で詳しく勉強することをお勧めします。

さて、次に3回に分けてお送りするのは、TOEICの文法・語法精選問題です。ほとんどすべてが難問で、中にはアクエアリーズ特別講師の石井隆之先生のベストセラーであるTOEICTEST 990点満点英文法(明日香出版)の超難問も含まれています。

以下の表に書いてあるものは、文法の正答数から予想されるTOEICのスコアです。例えば、16問から20問正解であれば、960〜から990点のスコアを取ることができるでしょう。また、この難問で高得点をとることができれば、あなたの文法力はたいしたものといえるでしょう。

[正答数] 

20問〜16問 960〜990点レベル 並外れた英文法力の持ち主!
15問〜14問 920〜960点レベル 英文法力はなかなかのもの!
13問〜12問 860〜920点レベル 英文法力は人並み。まだまだ伸びる!
11問〜 8問 780〜860点レベル 要努力!