内容一致問題対策

文章の内容一致問題は従来と変わらずPassageは3題、問題10問、配点が計20点となっています。配点の割合が高く落とせないパートで高得点を取ることが英検準1級1次に合格することにつながります。それでは、まず内容一致の傾向と対策を見てみましょう。

 

  内容一致問題の傾向
@ 記事の内容は、どれも一般的な受験生にはなじみのない内容なので、限られた時間で読みこなすのに苦労した人が多いと思われる。
A 空所補充問題の記事に比べると、どれも非常に長い。これを短時間で読むにはかなりの速読力が必要である。
B 選択肢が紛らわしく、答えを選ぶのに迷うものが幾つかある。従来と異なり、記事全体のテーマを問う問題や、全体の流れを大きくつかまないと答えられないような問題は出題されていない。全てが、設問の答えがどこに書かれているかを探すつもりで読めば答えられるいわゆる「ミクロの問題」である。
C 因果関係、理由を問う問題が、出題されている。
D 筆者の主張を問う問題が幾つか出題されている。




  内容一致問題の対策(攻略法)
@ 日頃から色々なテーマの文章を選り好みせずに読む習慣をつけていれば、なじみの薄い内容の記事が出題されても慌てずに落ち着いて読めるようになる。
A 空所補充問題の攻略法と同様で、速読力を高めるための練習をする。英検の過去の読解問題を1つ10〜12分で解く練習を繰り返す。(時間は必ず計る。)ただ速く読むだけでなく、正答が導き出せるようになるまで練習する。または、今回の読解問題と同じくらいの長さの記事を普段から速読する。
B 細部を問う問題が多い場合でも、まず記事全体の内容を把握することが一番大切である。短時間でも内容が正確に把握できるようになるまで、大量の英文を読んで訓練する。
C 設問の選択肢には紛らわしいものや分かりにくいものが幾つかあるため、選択肢は本文と同じくらいかまたはそれ以上に注意深く読む必要がある。
D 細部を問う問題を解く場合は、先に設問を読み(選択肢は読まない)、答えがどこに書いてあるかを探すつもりで本文を読む。
E 本文を読んだ後に問題を解くときは、本文そのままの表現が正解の選択肢で使われていることはまずない、ということを念頭におく。