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さて皆さんいかがでしたか。このように多義語の知識が以下に重要であるかがわかりますね。英語の実力をUPさせる上で、ボキャビルが非常に重要であることは周知のことでしょう。でも一口にボキャビルと言っても、大きく分けて二つの方法があります。1つは「語彙数」をどんどんと増やしていく方法で、それに対し、もう一つの語彙増強方法は語彙数ではなく、「深さ」つまり「多義語」の知識を増やして行くやり方です。後者は5千語水準ぐらいまでの語、特に日本人が英語学習を始めてから高校2年くらいまでに習う3,000語レベルまでの単語の意味・用法の知識を深めることで、「知っているようで知らない単語」の洗い直しです。
こういった英語の多義性は、英語が「発信の合理性」を重視していることを物語っており、少ない語彙数でもコミュニケートできるようになっている反面、「受信」という見地から見れば、英語の語彙は非常に「文脈依存的(high-context)」で、冠詞や代名詞などで意味を限定するという意味では「文法構造重視型」であることを表しています。
また、単語によって大きさ(semantic field)が違い、形に例えればある単語は「小さい円」、ある単語は「大きな円」、そしてある単語は「細長い形」のイメージと言う具合に広がりが異なってきます。それを単語の一部の意味・用法だけ知っていたのでは、いびつな形でつかんでしまっていることになります。そのため日本人は大学入試勉強などで、多くの単語を知っているように見えても、その理解は浅く、実際はそれらを使いこなせず、うまく読めない、聞けない、話せない、書けないといった現象が起こっているのです。このように英単語というのは、
■英語は日本語と違ってカテゴリーが進んでいる。
Categorizationがスゴイ!
■抽象的な意味をU=uncountableとし、具体的な意味をC=countableとしてはっきり分けている。
■Categorizationのプロセスが連想ゲームの如く展開していく。連想されすぎて原意が想像つかないこともある。
■一見簡単に見えるGeneralな単語のほうが実態をつかみにくく、一見難しいbig word やspecificな語はその実態がつかみやすい。 |
例えば”light”の場合、したの図のように意味が展開して行きます。
これら一見簡単そうなこれらの単語が持つ多くの意味、そしてその意味の多さから出てくる語としての広がりや深さをマスターしてこそ、達意の英語を使えるようになるのです。日本語にとって漢字もひらがなも両方必要であるのと同様、英語においても高度なレベルの単語をマスターするのと同じく、2,3千~5千語レベルの多義性単語マスターも両方絶対欠かせないものなのです。それでは、皆さん今度は練習問題を通じて「多義性」を勉強して頂きましょう。
Q1.
If you go through official ( ), your application will take months.
Slide the plastic door strip into the ( ) provided.
The kids need a ( ) for all that energy.
Q2.
We hope to find some common ( ) as a basis for agreement.
The Republicans have been gaining ( ) in the opinion polls.
The article says nothing new - it just goes over the same old ( ).
Q3.
He's well known in the( ) of ancient history.
Microsoft is already way ahead of the rest of the ( ).
The buildings obstructed our ( ) of vision.
Q4.
It was easy for him to catch the ( ) of bitterness
in my voice.=tone
She made a ( ) of the lecture.
This event is a thing worthy of ( ).
Can you change those coins to \ 1,000 ( ) ?
Q5.
a. the ( ) of Plato
b. a ( ) of fish or dolphins
c. an elderly gentleman of the old ( )
field, ground, note, channel, school |
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