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皆さん、こんにちは。ネットマガジン「英語の達人」通訳ガイドになろう! 第6回は、「日本地理」「日本歴史」「一般常識」問題の新傾向対策、第二弾として、ここ数年の通訳ガイド試験と昨年の通訳ガイド試験分析を通して、今年の通訳ガイド試験に向けての効率の良い勉強法を考えていきたいと思います。
日本地理は大問4つ、または5つに分かれており、試験傾向は各大問から読み取れることがあります。
では、まずはそのおおまかなテーマはどういう移り変わりをしているかを見てみましょう。
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2000年 |
2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
大問1 |
都道府県の観光・
地的特色
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日本各地の気温と降水量の表
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都道府県の農業 |
日本各地の気温と降水量の表
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山川・海峡の位置 |
大問2 |
都道府県の文化的・自然特色 |
日本の観光地情報 |
都道府県の地形 |
日本の観光地情報 |
日本各地の気温と降水量のグラフ |
大問3 |
日本の気候・文化 |
小京都 |
国立公園の特色 |
日本の自然や文化 |
日本の観光地の地形や島名 |
大問4 |
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国立公園の場所 |
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上の表から見てみると、気温と降水量・国立公園・観光地情報・日本文化・各地の自然的特色に大きく分けることができます。出題されるものは限られていますので、しっかりと頭の中を整理して覚えていきましょう。
気温と降水量
気温と降水量の表・グラフに関しては、国立天文台編の「理科年表」をもとにして出題されているため、これをもとにして年間を通した地域による気温差・降水量差をしっかり頭に叩き込んでおきましょう。大問ひとつ分はこれでGETできます!
国立公園
日本の国立公園の数は決まっているので、全国立公園の場所を地図で確認して、大まかな特徴をとらえておきましょう。
観光地情報
観光地情報は様々なので、これだけ覚えていればいいという指標はありませんが、日本全体や都道府県ごとの観光地に関して知ることは、将来通訳ガイドになった時に役立つ情報なので、手を抜かず楽しんで覚えましょう。
日本の文化・自然的特色
これも観光地情報とつながることですが、通訳ガイドになった際に地名や地形の説明もできなければなりません。山や川、海峡や岬など覚えることはたくさんありますが、県境を意識して覚えるようにしてください。
1. |
日本の温泉法(1948年制定)では、(25℃)以上を温泉と規定している。
(2000年類題、2003年出題) |
2. |
陸上河川によって開析された谷の一部が、沈水してできた岬と入り江とがノコギリの歯状に配列した複雑な海岸線のことをいう。この地形名称は、スペインの北西海岸ガリシア地方にある湾に語源をもち、岩手県と宮城県にまたがる風光明媚な三陸海岸は、リアス式海岸で、陸中海岸国立公園となっている。(2002年、2003年改題) |
3. |
北海道の地名(札幌・函館・旭川)や日光・那覇・新潟、山口県の秋吉台はここ5年間でも2回出題されているので、特に注意しましょう。 |
それでは練習問題にとりかかってみましょう。
1. |
全国には(18,23,28,33)の国立公園と (35,45,55,65)の国定公園がある。このうち北海道には六つの国立公園と五つの国定公園があり、ともに全国都道府県の中で最も多い。 |
2. |
利根川の下流域にあり、琵琶湖につぐ淡水の大湖である。沿岸水田への灌漑用水として利用され、漁業もさかんであるが、水の汚染が進み大きな問題となっている。大部分が水郷筑波国定公園に含まれている。 |
答え:1. 28,55 2. 霞ヶ浦
日本地理のポイントをつかんだところで、それでは日本歴史にいってみましょう。
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