資料(B) 
(B−1)


(B−2)

このテストは教育内容や方法の見直しを図る目的で行われたもので(1)評価である。出題形式は多肢選択式の(2)テストであるため、作文や会話に比べて採点が容易であるという点においてテストの(3)は高い。また(4)な分析が可能である。ここでは、平均や標準偏差だけでなく表(B−1)を作成した。表(B−2)は表(B−1)の誤答を実際の学習者の記入した答えに置き換えたものである。

問1 文章中の(1)に入れるのに最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 診断的  2 形成的  3 総括的  4 相対的

問2 文章中の(2)に入れるのに最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 主観    2 客観    3 適性    4 適応型

問3 文章中の(3)に入れるのに最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 信頼性  2 妥当性  3 経済性  4 自由度

問4問5は省略〉

問6 表(B−1)の利用目的として不適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 クラスによる習得状況を比較する。
  2 学習者一人一人の学習課題を見つけ出す。
  3 各問題が適切なレベルかどうかを検討する。
  4 学習者のモティベーションの推移を調べる。

問7 表(B−2)を見ると、問題5で学生cおよび学生hは「かた」と記入している。「会社を休む(かた)は連絡してください」という文になり、これは許容範囲と言うことで正解としたが、教師の間でも意見が分かれたところである。表(B−1)の結果も参考にしながら、教師の対応として最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 このテストの目的に合わせて、問題を修正する。
  2 正解が二つあっても構わないので、このままでよい。
  3 「かた」の教え方に問題があるので、教え方を改善する。
  4 「かた」と「とき」を同時にテストに出さないようにする。

問8 表(B−1)および表(B−2)の解釈として不適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
  1 問題の難易度は、弱い点を知る上で適当であった。
  2 問題2は、いろいろな解答が出てくるので問題として良くない。
  3 「わけ」に関しては、課題の中では習得状況も良く、問題は少ない。
  4 「はず」と「つもり」の使い分けについて、教え方や練習に問題がある。

 この「問題8」だけでもかなりの分量ですね。去年の試験Vでは、問題1〜13までを120分で解くことが要求されました。しかも、最後の問題は記述問題ですので、時間内に全部の問題を解くためには、一つの問題に必要以上にこだわらず、迷う問題には見切りをつけてどんどん解いていく必要があります。これは、試験T試験Uでも同じです。