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第4回目は、英日翻訳講座2回シリーズの第1回目です。
英日翻訳のコツは日英翻訳の場合と同じく日英の発想転換をうまく行い、英語の多義性にうまく対処することです。その具体的な攻略法には次のものがあります。
格調高い文ではこの無生物主語が非常に多いのですが、日本人の発想にはなじみにくいので、副詞的に訳さないと自然な日本語になりません。次の問題にトライしてみてください。
このように無生物主語は副詞的に「〜すると、〜すれば」と訳すと自然な日本語になります。無生物主語の後には make,
give cause [ bring about ], lead to, result in, mean, encourage, discourage,
require, contribute to などがよく使われます。そして主語が強調され、引き締まってパンチのきいた格調高い文になります。「あなたがいると緊張します」を
”Your presence makes me nervous.” とする方が、”When you’re present, I get nervous.”
よりもひきしまってパンチがきいているでしょう。
皆さんもぜひ無生物主語に目を光らせて、英文リーディングに励んで下さい。
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