
TOEIC満点を始めとし、通訳ガイド試験、工業英検、国連英検特Aと様々な英語の資格検定試験を制覇し、秀才振りを発揮しているタイプで、3冠レベルだと3万人ぐらい、5冠レベルだと1万人ぐらいではないかと思われる。中には海外に留学せずに資格を総なめしたことを売りにしている視野の狭い「TOEIC満天狗(まんてんぐ)」もいる。「凡凡」に比べてかなり優れており、勤勉ですばらしい存在と言えるが、ただ試験の結果にこだわりすぎて「術」に走ったり、英語への造詣を深めたり運用力を高めようとする努力を怠り、スコアUPの「運」が開けるまで何度もトライしているだけの人も多いので、その意味では試験に捕われた「囚人(しゅうじん)」とも言える。
「秀人(しゅうじん)」へのアドバイスは、まず資格対策勉強の一環として、生き字引を目指したり、百科辞典的知識を身につけたりしようと努力することである。次に英語の「発信力」をUPさせるために、E-mailを始めとするライティングやプレゼンやティーチング(英検1級1次&2次試験対策指導や洋画・タイム英語セミナーなどをすることが望ましい)はすべて英語で行い、社会問題に関して、タイムのように「斬れる英語」を発信することはsecond
nature(第2の天性:180WPM以上で引き締ったレトリカルな英語で斬れるアーギュメントができる)になるように努力することである。最後に自分の専門分野の研究とのバランスを取りながら、同時に世相研究(問題意識)、洋画英語研究を極めることである。さもなければ、英検1級、工業英検1級を始めとする高度な英語の資格検定対策指導、学位論文指導、タイム・洋画などの講座など何でもこなせる「達人」にはなれない。そして何よりも重要なのは、決して現在の自分の能力に満足せずに必ず「達人」になるという「気迫」を持つことである。
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