これは「ちんぴら」のもじりで、英検でいえば「準1級レベル、TOEIC 730〜800点レベル」、このレベルで満足して、素人相手に自慢している人を揶揄してつけられた名称。全国に30万人以上いるかと思われる。しかし同時に、まったくゼロの段階とマニアの中間にあって最も偏らずに英語のスキルというものを観ることができるという、いい意味での「公平(きんぴら)」でもある。「キンピラ」へのアドバイスは、語学留学や交換留学に満足せずに、常に2ランク上の「秀人」を目指して精進し続けることである。そのためには同じく様々な英語の資格検定試験、CNN、タイム、洋画などにチャレンジすることである。もし正規留学する余裕がない場合は、留学以上に効果的に英語力をUPできる学校を探して通うことが望ましい。





 英検で言えば1級(昔の1級ではない)、TOIECでは900〜950点レベルで、全国に10万人ぐらいはいるかと思われる。一般の人から見れば、「英語のプロ、達人」とか言われそうだが、Eigo 道(えいごどう)ではやっとブラックベルトを身につけ始めたレベルで、メンター・ガイダンスに恵まれればまだまだ伸びるポテンシャルを持っている。洋画、CNNや、英語のライティング、スピーキングなど「Eigoの達人への道」を扉を開いてしまったために 日々”struggling”している「煩煩(ぼんぼん)」とも言える段階であるが、同時に「中庸の美徳」という見地から見れば、「素人」と「達人」の中間にあって、バランスの取れた「梵梵(ぼんぼん)」とも 言える存在。

 「凡凡」へのアドバイスは、常に2ランク上の「達人」を目指して精進し続けることである。そのためには同じく様々な英語の資格検定試験、大学院留学、CNN、タイム、洋画などにチャレンジし、仕事を通じて英語力を伸ばせる環境を作ることである。そして何よりも、自分の「士気」を鼓舞してくれるメンターを探し出すことである。

 



 TOEIC満点を始めとし、通訳ガイド試験、工業英検、国連英検特Aと様々な英語の資格検定試験を制覇し、秀才振りを発揮しているタイプで、3冠レベルだと3万人ぐらい、5冠レベルだと1万人ぐらいではないかと思われる。中には海外に留学せずに資格を総なめしたことを売りにしている視野の狭い「TOEIC満天狗(まんてんぐ)」もいる。「凡凡」に比べてかなり優れており、勤勉ですばらしい存在と言えるが、ただ試験の結果にこだわりすぎて「術」に走ったり、英語への造詣を深めたり運用力を高めようとする努力を怠り、スコアUPの「運」が開けるまで何度もトライしているだけの人も多いので、その意味では試験に捕われた「囚人(しゅうじん)」とも言える。

 「秀人(しゅうじん)」へのアドバイスは、まず資格対策勉強の一環として、生き字引を目指したり、百科辞典的知識を身につけたりしようと努力することである。次に英語の「発信力」をUPさせるために、E-mailを始めとするライティングやプレゼンやティーチング(英検1級1次&2次試験対策指導や洋画・タイム英語セミナーなどをすることが望ましい)はすべて英語で行い、社会問題に関して、タイムのように「斬れる英語」を発信することはsecond nature(第2の天性:180WPM以上で引き締ったレトリカルな英語で斬れるアーギュメントができる)になるように努力することである。最後に自分の専門分野の研究とのバランスを取りながら、同時に世相研究(問題意識)、洋画英語研究を極めることである。さもなければ、英検1級、工業英検1級を始めとする高度な英語の資格検定対策指導、学位論文指導、タイム・洋画などの講座など何でもこなせる「達人」にはなれない。そして何よりも重要なのは、決して現在の自分の能力に満足せずに必ず「達人」になるという「気迫」を持つことである。