初心と英語の教師像

初心と英語の教師像

アクエアリーズ発足は、40以上前に脱サラしてから3年以上、一切仕事をせずに英語の全資格試験突破を目指して四六時中、英語の勉強していた頃に遡る。たまたま行った英会話スクールの合宿で知り合った塾経営者であった、風呂・トイレでも勉強する自称英語の鬼が、私の英語への気魄に圧倒されて私に習いたいと言ったところから始まった。その後、彼が連れてきた、当時、姫路イーオンの英会話教師「現ハル会長」が、同僚を10人以上勧誘し、高校英語教師の集まる英語サークルでも10名近く勧誘し、英語教師を対象とした英語塾として伸びていった。しかし、当時は今のように英検1級突破を目指したスクールではなく、英語が好きで英語力・英語指導力を伸ばしたいという英語教師が集まっていた。中には23歳で入学してから英検1級に合格後も30年以上通学している高校の英語教師もいる。彼もまた10名以上の同僚・後輩を勧誘してくれた。

35年前、「英語道の開祖」松本道弘氏打倒を掲げて、英語の道に献身していた頃、当時、兵庫県高校英語教育の1人者で、教育委員会から警察学校の校長も務め、県立東高校の校長をされていた三木先生(当時52歳)は、私が主宰する「洋画英語セミナー」にレギュラーで参加してくださっていた。校長という社会的地位など全く気にせず、当時駆け出しであった私の、映画「トップガン」を用いた洋画セミナーに参加して感動の言葉を頂いた。三木先生は英語教育と英語の勉強の鬼で、出張の時は必ず録音した(当時はカセットもなくオープンリール)授業をクラスに置いてレッスンが抜けないようにし、クラスで3人英検1級合格者を出したこともあり、全国から教え方を学びに高校教師がモデルレッスンを見学によく訪れたとのこと。そして、どんなに忙しくても電車の中では英字誌を読み、「橋を渡りきるまでにこのページを読み切る!」と松本道弘先生ばりの速読トレーニングにも精を出しておられた。そして、英語教師は皆、教えるだけでなく自分の英語力を高めるために、英検1級合格勉強はもちろん、休職して3年間の海外留学でマスターを取るべきであると述べておられた。 ちなみに私も、26年前の39歳になったとき、さらなる精進・研鑽を目指して、スクールやそれまでに築いた地位や年収もすべて投げうって米国大学院に留学し、99年6月に完全帰国するまでに多くの学びと人間力UPを経験した。

そしてそれから22年経った今、さらなる精進・研鑽を目指して、初心に帰り、英語の勉強をはじめとして一からやり直そうとしているが、これからの人生を歩むに当たって参考になろう仏陀の教えをまとめてみた。

  • 1.心と体を強くするために常に心身の健康を保つ。
  • 2.過去を悔やまず、未来を恐れずすべてをあるがままに受け止めて心の平穏を保ち、今に最善を尽くして生きる。
  • 3.今の自分、今降りかかっている問題はすべて自分の行いの結果であるので、問題解決には常に自分を律してよい行いをし続ける。
  • 4.周囲の意見や風潮に翻弄されず、賢人の意見を参考にし、自分の心に従い、自分の良いと信じる道を行く。
  • 5.他人の欠点・弱点を指摘する前に、まず自分の欠点・弱点を深く認識して克服する力を身に着け、ロールモデルになろうとする。
  • 6.真の友情関係を築くには、きれいごとではなく本当の愛情や優しさを注ぎ、自分と相手に「誠実」である。
  • 7.どんな人も等しく苦しみを抱いているので、万人に優しさと思いやりを持って接し、嫉妬や人を疑うことは「心」を滅ぼす毒なので、人を慈しむことで自分と相手を救う。

以上、7点を守るのは私にとって容易ではないが目標として人生を歩むことはできる。これからも皆さんと一緒に英悟の道を、

Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)

植田一三(Ichy Ueda)