2020年 Ichay Uedaメッセージ

2020年 Ichay Uedaメッセージ

皆さんお元気ですか。英語の超人(amortal philosophartist[生涯現役哲学者アーティスト])Ichay Uedaです。 日本は、1980年代、”Japan as number one”とも言われていたのが、過去30年間のゼロ成長で、GDPでは米国の4分の1以下、10年前に中国に抜かれ、今では中国の3分の1となり、企業とワーカーの国際競争力が弱体化する中、超高齢化社会を迎え、退職者が溢れています。 一説によれば教育水準は日本の中学3年生は中国の小学生とも言われ、日本人学生は海外に目が向いておらず、日本人全体も野心・リスクテイキング・イノベーションスピリットに欠け、 投資・消費マインドも非常に弱いと言われています。このままで行くと、国民全体の生活水準はどんどん下がって行き、社会的弱者はさらに精神的・肉体的苦痛を余儀なくされて行きます。

(2019年経済成長率)

1位 リビア 17.879
4位 アイルランド 8.301
12位 ベトナム 7.076
15位 モンゴル 6.913
18位 インド 6.811
23位 中国 6.567
29位 フィリピン 6.244
39位 インドネシア 5.171
49位 マレーシア 4.741
61位 タイ 4.133
89位 イスラエル 3.441
96位 シンガポール 3.139
100位 香港 3.002
104位 アメリカ 2.927
109位 スイス 2.756
111位 オーストラリア 2.740
113位 韓国 2.665
116位 台湾 2.634
121位 スペイン 2.579
132位 ロシア 2.255
137位 ギリシャ 1.934
139位 カナダ 1.879
145位 フィンランド 1.658
150位 ドイツ 1.522
157位 イギリス 1.398
166位 イタリア 0.858
170位 日本 0.814

*生活水準維持には、戦争時代を含めて100年平均で1.81%の経済成長率が必要で、戦争がなければできれば数十年平均では3%の伸び率が望ましいと言われているが、 日本は過去30年間でどんどん悪くなるばかりで、現在は、1%もなく、最下位グループに属しており、国民全体が投資・消費・創造マインドにならなければ事態はさらに悪化すると言われています。

こういった中、人生100年時代が叫ばれる超高齢化社会において、最悪の事態を打開するためには、若者、中年層はもちろん、60代以上の「熟年層」も、aspiring and enterprising(向上心・リスクテイキング・チャレンジ精神のある)、 self-disciplined and persevering(根性のある)、dynamic and innovative(クリエイティブでパイオニアリング)で、critical thinking ability(論理的思考力・問題解決力)とcosmopolitan outlook(世界的視野)を持った人間を目指すことは”imperative(不可欠&不可避)”です。 数十年前からfemale empowerment(女性の権利拡大と社会進出)が叫ばれてきましたが、”empowerment”とは”the process of becoming stronger and more confident in controlling one's life”、 つまり「自分で自分の人生を切り開く力」のことで、今はelderly empowerment, youth empowerment, disabled people empowerment, minority empowermentと、あらゆるグループが”empowerment”に目覚めなければならない時代です。

そのためには、高い目標を持ち、論理的思考力[問題解決力]、外国語の運用力と世界的視野[世界情勢意識]を養い、”self-disciplined life”を営むことは重要です。 その意味で、私は、スキルUPの目標を立てて、システマチックに英語の勉強をすることはその大きな要素であると信じています。empowermentの要素である”self-discipline”とは 「自己を律し、他人に強制されることなく、すべきと思うことを頑張ってやる能力」のことで、これと反対の”self-indulgence”は、「したいことをし、持ちたいことを持ち、他人にもそれを許すこと」です。 志望大学や資格検定試験合格を目指して勉強するのはself-disciplineであるのに対して、目標も無く、趣味で好きな時に英語をエンジョイするのはself-indulgenceです。両者の境を決めるのは「目標設定」をし、 それを「達成しようと不屈の努力」をするかどうかです。

まず中高生の場合は、入試のために、単に周りが頑張っているから自分もするといった”peer pressure”で勉強するのではなく、国力を高め、より世界に貢献できる人材を育成するために、彼らがより高いcareer ambitionを持てるよう、親や教師が導いていく必要があります。 大学生の場合は、アルバイトでお金を稼ぐことに力を入れ、普通の成績で卒業して4大の資格を取るといった従来の考え方ではなく、かつてアクエアリーズのTA(受講料分の仕事をするインターンの生徒)のように、 奨学金をもらって勉強時間を捻出し、高度な資格を取得してキャリアアップし、即戦力となって会社と社会により貢献できる人間を目指す必要があります。

責任感の強い、働き盛りの中年層は、仕事に追われて自分をバージョンアップする時間がないと思われる場合は、目標設定をし、運動であれ勉強であれ、何らかの講座やレッスンを受講して自己向上の環境へ身を置く「気概」が必要です。年中無休でストレスアウトすると思うかもしれませんが、 「技術英検プロフェッショナル突破講座」の受講者は、平日は仕事に追われ、講座とその宿題で土日がほとんどつぶれても、目標に向かって生き生きとしたchallengingなスキルUPの人生を送っています。 特に50代を過ぎた人の場合は、次のライフステージの準備をする必要があります。

最後に60代以上の「熟年層」、特に65歳以上の退職者にとっては、かつてfemale empowermentの草分けだった、元NHKアナウンサーの下重暁子氏が、その著書「年齢を捨てなさい」で述べているように、 今は”elderly empowerment”の時代です。「もう年だから」と言うと10年老け込むので、年齢を忘れ、self-indulgentなcomfort zone(楽な領域)を脱却し、ワーク(仕事・ボランティアワーク・勉強など)を通して、 “aspiringかつself-disciplined life”を送る必要があります。それは個人のボケや体力の衰え防止につながるだけではなく、周囲の人間をインスパイアし、社会福祉危機問題の打開にもつながるからです。 かつて、コンピューター関連会社を65歳で退職後、通訳案内士と子供の英語教育の資格を取り、通訳ガイドとして地域貢献をすると同時に、子供の英語塾を開き、80歳を越えても琵琶湖一周サイクリングをし、 中国語検定2級にパスし、子供向けコンピューター学習ソフトを開発するという受講者がいましたが、これこそまさに時代をリードする”elderly empowerment”です。

このように若者、中年層はもちろん、熟年層、高齢者でさえも目標を持ち、常に”self-disciplined-and-improving life”を営むことは、本人が幸せになり、周囲の人間をインスパイアし、 生産性(productivity & efficiency)を高めて、国家を発展させ、社会を豊かにし、welfare crisisの対応策にもなります。 それでは皆さん、明日に向かって、Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)

英悟の超人(amortal philosophartist)
 Ichay Ueda