アクエアリーズとは

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ボキャビルとの闘い 40年

本格的に英語の勉強を始めた40年以上前、まずは英字新聞とバイリンガルニュース聞き取りを目標にしました。しかし、当時の英語力は英検1級の1次試験合格レベル(今の準1級ぐらいの語彙レベル)だったので、英字新聞が読めませんでした。そこで、土方(ビルの解体屋)の仕事で、鉄パイプを運びながら、腕に時事英語1500表現を貼ってぶつぶつ言いながら覚えるのを毎日7時間ずつ続けると、1~2ヶ月ぐらいで覚えることができました。夜はFENを聞いたりしてInputし、2か月ぐらいたった時に鉄パイプを落として首になるまでにはかなり語彙力が増え、英字新聞はかなり楽に読めるようになりました。

しかし、国内ニュースが主で語彙も限られた英字新聞と違って、洋書・洋雑誌はまだまだハードルが高く、未知語に出会うと辞書を引きながら、1冊をカバーツーカバー読むのに膨大な時間がかかっていました。そこでこれは能率が悪いと、語研の「1万語水準語彙」を購入し、知らない語をチェックすると約1500語あったので、1日約3~5万語の英字新聞を全部を読みながら、未知語に出くわすと、その1500語のリストにあるものだけをチェックして覚え、それとニュースのシャドウイング1日1時間を1か月続けると、洋書が少し楽になってきましたが、タイムや洋画がまだ手に負えませんでした。

そこで、これではらちがあかないと気づき、松本道弘著の「日米口語辞典」とリーダーズのコンサイス百科事典(英語で一般教養の知識を身に着けるために1ページ1500語で2千数百ページ)をカバーツーカバー(後者は未知語を辞書を引きながら)、「リーダーズのシソーラス(例文付き)」を読破し、ニューズウィークカバーツーカバー約5万語を、辞書を引きながら(未知語すべてではないが)音読するのを 1~2ヶ月ぐらい続けると、高度な洋雑誌や洋画が分かるようになってきました。しかし、まだまだイディオム・口語表現や新語などの知識不足を感じたので、それらの辞書を10冊以上読破して覚えると同時に、洋画のディクテーションを100タイトルしたり、EJインタビューの15年分180本の聞き取りを1ヶ月かけてやったり、洋書も1日1冊読破のノルマをかけて1ヶ月間読むようにしたりしてレベルUPを図りました。するとかなり洋画・洋雑誌が楽になってきました。

しかし、認識語彙に対して運用語彙が少なかったのでやばいと思い、日米口語辞典の例文をすべてI, youの主語に変えて覚えて英会話で無理に使いネイティブの反応を見て覚え、知っている単語もすべて英英辞典を引いてシンボルをつかみ、常に類語のニュアンスを調べながら、教えていたアクエアリーズ(当時はIES)の音声教材をどんどん作ったり、クラスでそれを教えたり、英語で授業をするときに無理に使うことによって運用語彙力UPを加速的に増やそうとしました。その結果、英語を初めて10年ぐらいで生き字引とか達人とか言われるに至りましたが、まだまだ全然達成感・充実感がなく、日本での英語の勉強に行き詰まりを感じたために、軌道に乗っていたスクールも著述の仕事も高収入もすべて捨てて、2度の米国大学院留学をしました。

帰国後は、高度な英語学習書の執筆・編著や、英語最高峰資格8冠突破講座・スクールの充実や、ハイレベル英語教育インストラクター&英語教育書ライターの養成に力を入れながら22年の歳月が流れました。しかし、2020年を機に初心に帰り、2021年から2022年へと本科の担当クラスを減らし、英語を本格的にブラッシュアップし、優れた作品を作るべく精進していきたいと思います。そして、ボキャブラリーに関しては、一人でも多くの人々と学びの喜びと造詣をシェアしていきたいと思っています。

Let's enjoy the process!(陽は必ず昇る)

学長 植田一三 (Ichay Ueda)